NLP マーケティングにも使える!表象システム超解説-視覚・聴覚・身体感覚の優位と特徴
表象システムの見分け方(優先度テスト)
表象システム-それぞれのシステムの特徴
・視覚優位
・聴覚優位
・身体感覚優位
V.A.K.を使って刺さるマーケティングができるようになる
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【NLP】表象システムについて
NLPとは神経言語プログラミングのことで、言語学と心理学を組み合わせた実用的な学問です。
ビジネスやプライベートなど様々なシーンで使え、その効果や即効性が非常に高いと評判になり、瞬く間に多くのセラピストやカウンセラーに広まりました。
この記事ではNLPの「表象(代表)システム」について解説していきます。
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人は五感(視覚、聴覚、触覚、味覚)によって世界を認識しています。
外的な情報を理解する時や、内的なものを思考するときにもこの五感を使っています。
これらのことを表象(代表)システムと呼んでいます。
視覚(Visual)
聴覚(Auditory)
触覚(Kinesthetic)
嗅覚(Olfactory)
味覚(Gustatory)
それぞれの頭文字をとり、VAKOGという言い方もします。
一般的に、嗅覚と味覚は触覚(Kinesthetic)に含まれます。
NLPではさらにこの五感を「視覚タイプ」「聴覚タイプ」「身体感覚(触覚・嗅覚・味覚を含む)」の3つに区分しています。
人にはそれぞれ使い慣れたシステムがあり、これは癖のようなもので、視覚優位な人、聴覚優位な人、身体感覚優位な人に分かれています。
表象システム-システムの見分け方
優先度のテスト
まずは直感的に上のテストをしてみてください。
テストの文章を読んで、できるかできないかを10段階で評価してください。
文章を読んでピンとこなかったらそれは「できない」ですし、パッと頭に思い浮かんだり何か感じたら「できる」というイメージです。
優先度テストから見る自分自身(相手)の優位タイプ
全項目できましたか?
では解説していきます。
上記テストを全部終えたら、それぞれA~Cのテストごとの合計を出してください。
合計が出たら、各合計点をそれぞれの項目ごとに下のグラフに記入してください。
テストA~Cはそれぞれ視覚優位、聴覚優位、身体感覚優位に該当します。
つまり、Aが高かった人は視覚優位、Bが高かった人は聴覚優位、Cが高かった人は身体感覚優位の特徴を持っています。
下の例をご覧ください。
この例では視覚が高く、次に身体感覚、聴覚と続きます。
このような人は視覚優位な人で物事を視覚で捉え情報を処理する傾向が強い人です。
話の内容に視覚情報が多く出てくるのが特徴です。
例えば、仕事のことを話すとしたら、
「〇〇のキャンペーンに関しては、たくさんのお客様が笑顔になり、人が多く集まり成功したことを覚えています」
のように、「人の笑顔」「人が集まる光景」など視覚情報が頻出します。
必然的に視覚優位の人はたくさんの情報を伝えようとして早口で声のトーンが高くなる傾向にあります。
それぞれの表象優位システムの特徴
[box05 title=”①使う言葉”]視覚優位 「見える」「見通しがいい」「明るい・暗い」「はっきりしている」
聴覚優位 「聞こえる」「考える」「思う」「リズムが合う」「調和する」
身体感覚 「感じる」「触れる」「重い感じ」「おいしい話だ」「気になる」[/box05] [box05 title=”②手の動き”]
視覚優位 自分が頭を描いているいる絵を手で表現しようとする
聴覚優位 手はほとんど使わないが試行している時に手が鼻や口元に行く傾向がある。
身体感覚 手を使って自分の身体の感覚を表現しようとする[/box05] [box05 title=”③特徴”]
視覚優位 情報を多く伝えようとする
早口で声のトーンが高くなる
聴覚優位 声や音などの情報が多い
視覚情報の人と比べて話すスピードはゆるやかで声のトーンも少し落ち着いている
身体感覚 言語化が苦手
話すスピードや声のトーンがほかの2タイプに比べてとても緩やか
[/box05]
稀にテストをした結果全ての項目が10の人もいます。
そういう人には「ハワイと言ったら何を思い浮かべますか?」と少ない情報の抽象的な質問をしてみましょう。
例えば
・ビーチ(視覚情報)を思い浮かべた人は視覚優位
・波の音(聴覚情報)を思い浮かべた人は聴覚優位
・フラダンスを踊っている感じ(身体感覚)を思い浮かべた人は身体感覚優位
です。
V.A.K.を使ってユーザーに刺さるマーケティングができる
何かの宣伝をしたい時にキャッチコピーを考えるのに悩んだ経験をしたことがありませんか?
人には視覚優位な人と、聴覚優位な人と、身体感覚優位な人がいるのはわかりましたね。
マーケティングはこの3つの特徴を持った人それぞれに訴えかけなけらば心に刺さりません。
キャッチコピーだけでなく、伝え方、訴求の仕方、打ち出し方など、どれをとってもターゲットが不明確だったり中途半端ではいけません。
具体的には、
視覚優位な人に向けては「綺麗な写真」や「洗練されたデザイン」のもので訴える
聴覚優位な人に向けては「サクサク」や「ドーンと」といった音で訴える
身体感覚優位な人に向けては「温かい」や「ひんやり」といった感覚的なもので訴える
といったように、それぞれの特徴に訴えかけると効果的です。
デザインのアドバイスや感想を複数の人に聞いた時、
全く方向性の違うフィードバックをもらった経験がある方もいるかと思いますが、
実はそれは必ずしもデザインがダメなのではなく、表象優位の違いの可能性もあります。
自分自身と相手の表象システム(V.A.K)を理解すると日常は大きく変化する
自分自身と相手がどのようなシステムを使い慣れているかを知ることによってコミュニケーションに工夫が生まれ、ラポールをより効果的につくることができるようになります。
表象システム(V.A.K)を理解し、使い方を変えることによって、日常の生活に大きな変化をもたらすことが可能となります。
[box01 title=”この記事のまとめ”] ・人は五感(視覚、聴覚、触覚、味覚)によって世界を認識している。・人にはそれぞれ視覚優位な人、聴覚優位な人、身体感覚優位な人に分かれている。
・それぞれの表象システム(V.A.K)を理解することでラポールを効果的につくれるようになる。
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