NLP 誰でも使える信頼関係を築ける最強の方法-他者の自己重要感を満たす-
人の悩みはすべて人間関係であると言われるほど人とのコミュニケーションは大事です。
コミュニケーションスキルというのは決して「話が上手い」とか「明るい人」「人懐っこい人」が長けているわけではありません。
誰かに何かをお願いする時、初めましての人の輪の中に入っていくとき、営業先、取引先、そして仲間。
必ず生きていく上ではコミュニケーションを取らなくてはならない瞬間は訪れます。
コミュニケーションが円滑にいくと、人の悩みのほとんどは解決すると言われています。
[box02 title=”この記事を読むと”] ・自己重要感を理解し他者の自己重要感を満たすことができるようになる・コミュニケーションに最も大切な信頼関係の築き方がわかる
・信頼関係を築くことでコミュニケーションが円滑になる[/box02]
信頼関係>スキル
自己肯定感やアンガーマネジメントなど、どんなコミュニケーションスキルを持っていても、信頼関係が築けていないと意味をなしません。
自己肯定感というのは、ありのままの自分を受け入れ肯定し物事を前向きに捉える事。
自分が前向きになることで、相手に対しても明るく接することができる。
アンガーマネジメントというのは、悔しさや、自分に対する怒りを適切に表現することでモチベーションを高めていく事。
怒りっぽい人が、自分の怒りをコントロールすることで、コミュニケーションを円滑にしていく。
自己肯定感とアンガーマネジメントを例にとりましたが、どちらも全く信頼関係が築けていない相手に対して使ったところで、
自己肯定感はどこかうさん臭く見えたり、アンガーマネジメントは無理しているように見えたりしてしまう可能性があります。
信頼関係があってこそのスキルやテクニックです。
自己重要感
[box05 title=”自己重要感とは”]「自分という存在は、自分にとって一番重要なものだ」と思う、そんな自然な「こころ」の働きです。[/box05]人は、自分自身のことを価値のある存在だと思いたい
人は、他人からも自分のことを価値のある存在だと思ってもらいたい
⇒人間の深層心理には、自分を認めてもらいたい、自分の存在価値を確かめたいという欲求を生まれながらにして持っています。
自分を大切にすること、自分を愛することは本来簡単で当たり前なことのはずなのに、
「自分を信用できない」「自分には価値がない」と思い込んでしまっている人が多くいます。
日本人は特にこの傾向が強く、子供のころから他人と比較され、できない事を指摘してきたことに原因があります。
日本の教育はしばしば「できないこと」「苦手なこと」の克服にフォーカスされてきた。
自分は常に苦手な事があり、それを克服するために「努力をしなければならない」という思考パターンを持ってしまいます。
そして、それができていないと「自分はダメだ」「自分には価値がない」「努力が足りないからだ」と思い込んでしまいます。
本来人間は「自分を大切にする」ことをプログラムされて生まれてくる。
赤ちゃんは早い遅いに関係なく立ち上がったりしゃべったら両親は大喜びします。
ですが、学校に行くようになって、テストで良くない点数を取ってきたらがっかりされるようになります。
こうした環境の中でいつしか「できていることにフォーカスすること」を忘れ、「自分を大切にする」から「できない自分には価値がない」という思考へと書き換えられてしまいます。
自分が自分の一番の理解者である
「自己重要感」の高い人は「自信」のある人です。
自分を信じると書いて「自信」である通り、「自信」のある人は魅力的で、周囲から「愛」も「尊敬」も「信頼」得られやすくなります。
単純に、自信のある人の周りには人が集まり、自信のない人の周りには人があまり寄ってきません。
できない自分のフォーカスしてしまい、他人から「愛されない」「尊敬されない」「信頼されない」理由として受け入れてしまいます。
自分自身が自分を「愛していない」「尊敬していない」「信頼していない」人は当然他人からは認めてもらえません。
そして、「自信」こそが、人が生きていく上での強いエネルギーなのです。
他者の自己重要感を満たそう
社会的、経済的地位に関わらず、ほとんどの人が自分の自己重要感を満たされないまま生きています。
そのため多くの人々は、他社の自己重要感を満たす余裕がありません。
[box04 title=”あなたが、自己重要感を満たしてあげる存在となる”]あなたが自己重要感を満たせる存在になると、人の根源的な欲求を手中に収めたも同然になります。[/box04]その人にとって、あなたはなくてはならない存在となるのです。
自己重要感とはこれほどに影響があります
その結果、あなたは周囲から特別な存在となるのです。
心理学者によると
ジークムント・フロイト
人間のあらゆる行動は、2つの動機から発している。
その2つとは、性の行動と、偉くなって認められたいという願望である。
ージークムント・フロイト
ウィリアム・ジェームス
人間の持つ感情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。
ーウィリアム・ジェームス
自己重要感を満たすために私たちがしていること
[box05 title=”健全な満たし方”] ・自己承認のための努力・認められようとするための努力(存在意義の確認)
・ファッション、ブランド物、高級車を買う
・寄付[/box05][box04 title=”非健全な満たし方”] ・やたらと多い自慢話
・横柄な態度
・他人の同情を引くための病気(二次利得)
・他人をけなす・批判好き・噂好き[/box04]
では実際にどのように満たすのか
ラポール(信頼関係)を築き、興味関心を持って傾聴し、言葉で伝える
具体的には
・ほめる
・ねぎらう
・認める
を常に行います。
そして、気づいたこと、感じたことを伝える習慣を持つことです。
他者の自己重要感を満たすことで、強固な信頼関係を築くことができる
[box01 title=”この記事のまとめ”] ・信頼関係がなければどんなコミュニケーションスキルを持っていても無意味。・人は誰でも、自分を価値のある存在だと思いたいし、他人からも価値があると思ってもらいたいもの。
・自分が自分の一番の理解者となることで、自分の自己重要感を満たし魅力的な人間になる
・自分の自己重要感を満たしたように、他者をほめ、ねぎらい、認めてあげることで他社の自己重要感を満たしてあげる
・他者の自己重要感を満たすことで、その人にとってなくてはならない特別な信頼関係が築けた存在になる
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